もう梅雨かと思わせるような雨模様が続いたかと思えば、北風が流れ込んで暖房が欲しくなってしまう季節の変わり目を感じさせる気候が続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、5月22日をもって8626Fが運用を離脱した模様です。
最近では珍しく、離脱当日の朝運用は無くそのまま回送されました。
やはり沿線の混乱を避ける目的もあるのでしょうかね。

8606F、8625F、8626Fが立て続けに廃車となりましたが、この3編成に共通するのは13次車を組み込んでいることですね。
こんなに連続するとは思いませんでしたが、この8626Fの廃車をもって13次車が消滅となりました。
初期の軽量車で張り上げ屋根のような形状が独特でした。

また、8624~26Fまでの3編成は非軽量車・初期軽量車・一般軽量車の3仕様が入り乱れており、屋根肩高さがガタガタのところが面白くもありました。
そんな編成もついに消滅ということで、2020系の増殖具合を今一度再認識させられますね。

それでは、8626Fの雄姿を振り返っていきましょう。


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2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8626F
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相変わらずよく出てくる日付の写真です。
2011年のGW、8500系がこれでもかと運用に就いていた頃の写真。
来る編成来る編成8500系でした。
急行北越谷行きも珍しい行先とは思えないほど枚数があります。


2011年9月某日 たまプラーザにて 東急8626F
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夏草萌ゆるたまプラにて。
これも急行北越谷行きか……


2011年10月某日 つきみ野にて 東急8626F
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側面にまったく影が落ちていないのが素晴らしいですね。


2013年1月某日 梶が谷にて 東急8626F
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渡り板にこんもり載せた雪が可愛らしいですね。
サイドからの陽の周り方が前面の陰影を強調させて好ましいライティングとなっています。


2013年2月某日 青葉台にて 東急8626F
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あら、上の写真と同じ運用ですね。
雪がちらつく中やってきました。
雪で滑りながら唸りながら必死で運転していた光景もそろそろ見納めとなってしまうのでしょうね。


2015年2月某日 藤が丘にて 東急8626F
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ホームドアの無い景色も今は昔。
何とも日常的な風景ですが、それもあっというまに貴重になってしまうことがよくわかる光景です。


2015年2月某日 宮崎台にて 東急8626F
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曇り空の宮崎台にて。
本当に屋根肩高さが凸凹です。


2018年3月某日 藤が丘にて 東急8626F/8620F
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今は無き8620Fとの離合。
この撮影からそう遠くないうちに8620Fは運用制限を掛けられてしまったような気がします。


2018年3月某日 田奈~長津田にて 東急8626F
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桜舞う上り坂を駆け上がる26F。
車番がわかりづらいですが26Fです。


2018年4月某日 三越前にて 東急8626F
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シールドトンネル区間を行く姿は半蔵門線内らしい光景ですね。


2018年6月某日 宮崎台にて 東急8626F
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列車接近表示器と8500系の組み合わせは何年続いたのでしょう?
おなじみの光景でしたね。


2018年10月某日 二子新地にて 東急8626F
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LED灯に照らされて。
前面の彫りが強調されてカッコいい!

2018年12月某日 用賀にて 東急8626F
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2019年8月某日 梶が谷にて 東急8626F
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2020年2月某日 田奈~長津田にて 東急8626F
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2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8626F
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最後の撮影となった1枚。
この時すでに8623Fまで消えていましたが、ここからさらに25,06,26Fと立て続けに消えてしまいました。
この時はまだまだ8500系がよく来るなぁと思ったものですが、いよいよ少数派に転じてしまったことで貴重な存在になってしまうのでしょう。


…………
さて、続々と離脱していく8500系ですが、2020系の投入ペースが早く、もう走行距離制限を掛けようが掛けまいがどんどん離脱してもいい状況になっています。
こうなると昔のように走行距離調整からの"最後の力走!"なんてことをしなくてもよいので、ますます見かける頻度が落ちてきそうです。
気づいたらいつのまにか落ちていた、なんて編成が増えるかもしれません。

今年度の設備投資計画がコロナの影響からかまだ出ておりませんが、その状況によっては置換が早まる可能性もあるのでしょうかね。

あと何回乗ることが、見ることができるのか、その一瞬一瞬が大切な時期になってきました。

Thank you! 8626!