9月26日、A46K運行を最後に8632Fが長津田工場へ広告撤去の上回送されました。
運用離脱とみられます。
田園都市線用8500系の運用離脱は8620F、8642Fに続き3本目となり、14~17次車の一般軽量車としては初の編成廃車となりました。

8632Fは8631F・8633Fと共に1983年に製造された15次車で、8500系として初めて10両まとまって製造された編成群になります。
同期の8631Fが現時点で8500系の最終検査出場編成であるのとは対照的ですね。
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今までの8620Fや8642Fと違い、東武直通車として直近まで普通に走っていた編成だけに、例外なく置き換えていく方向性を如実に感じられる出来事といえそうです。

それでは過去の走行風景を振り返ってみましょう。

2011年3月某日 田奈にて 東急8632F
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東日本大震災後の節電ダイヤ時の写真です。
この頃まではパンタグラフホーン先端の警戒塗装が蛍光グリーンでした。
どの編成もこの時期以降の検査で黄色に変更されていますね。

2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8632F
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実に普通な8500系の実に普通な編成写真です。
もちろん誰も撮影していませんでした。

2011年12月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8632F

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住宅地の切通を行く8632F。
昔住んでいた地域のすぐ近くで、坂道の上から見下ろす先に8500系がけたたましく行きかう姿を見送るのが日常でした。

2012年3月某日 たまプラーザにて 東急8632F
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たまプラ西側の名撮影地もわざわざ8632F目当てで撮る人なんていませんでしたね。
まあ私も8606Fのついででしか撮ったことないのですが……

2012年3月某日 青葉台にて 東急8632F
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うん、特になし(笑)
それだけ普通の編成でした。

2013年1月某日 田奈にて 東急8632FIMG_0484
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早朝を雪路を駆け下りる8632F。
窓灯りがぼやっと燈って温かみを感じますね。

2013年3月某日 梶が谷にて 東急8632F
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ぎちぎちに詰め込んで表示する東武動物公園の行先。
なんだかんだ色々撮っていましたね。

2013年8月某日 青葉台~田奈にて 東急8632F
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右端に夏の盛りの木の葉がフレームインしてしまっていますが、背景の盛土の青々しさと相まって夏らしい写真になりました。

2013年8月某日 二子新地にて 東急8632F
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上写真の折り返し回送です。
コルゲートの模様がよくわかります。

2014年2月某日 つくし野~すずかけ台にて 東急8632F
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冬の青空と雪景色の組み合わせ。
前面の赤帯は雪の降った後のようなモノクロ世界でも視認しやすいように入れられた警戒色でした。

2018年6月某日 江田にて 東急8632F
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しばらくブランクがありまして、久々に捉えた8632Fの姿。
前面帯も更新されピンク寄りに替わっているのがわかりますね。
それにしてもものすごくカントが効いていますね。
このような箇所の内方分岐器は調整に苦労するのですよ……

2019年9月某日 市が尾~藤が丘にて 東急8632F
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この写真が8632F最後の写真となりました。
折しもこの写真を撮影した日に運用離脱となってしまいました。
当日はA46K準急清澄白河行として最後の朝ラッシュ輸送に臨んでおりました。

田園都市らしく緑豊かな風景のなかトラス橋を渡る8632Fの雄姿を捉えられたのは何とも運がよかったですね。
あまりに元気そうでとてもこの後廃車になるとは思えない走りっぷりでした。


…………
さて、これで残り21本210両となり、ついに8500系全42編成のちょうど半分まで減少しました。
まだ半分残ってるのか……という気もしますが、おおむね検査期限順に離脱していることを考えると末期はほとんど日中運用に就かないことも考えられますので、今のうちの撮影をお勧めいたします。
本当のことを言えばもう遅い気がしますが、まだ大混乱というほどにはなっていませんのでね。

しかし最後に市が尾~藤が丘間のトラス橋を駆け抜ける写真を撮れたのは本当に幸運でした。
流し撮りかつワーレントラスの切れ間から顔を見せた瞬間にシャッターを切るのは至難の業ですから、成功して本当によかったです。
8632Fのお別れに花を添える出来栄えとなりました!


今までの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8632!