何だか連作記事が多くてあっちこっちに手を出している気がしますが、同時並行的にやらなければならないことって世の中本当に多くて大変ですよね。

腰を据えて1つのものに取り組めるのというのは素晴らしくもあり、ある意味贅沢でもあるなぁ……と思ってしまうのでした。

というわけでお題の通りプロモーションジオラマを作りたいと思います。

これまでnano factoryブランドで様々な鉄道模型製品を製作してきましたが、どうにもジオラマがないと締まらないというか、カッコよさが伝わりづらいというか、物足りない感がありました。
HOやOスケールなら車両単体でも映えるのでしょうが、Nスケール1/150はやはりジオラマの中で躍動する車両たちにこそ魅力があるのかもしれません(※個人の感想です)

そう、大スケールは車両を対象としたミニチュアですが、小スケールは車両を含む世界を対象としたミニチュアなのです!(※個人の感想です)

ということで、方向性としては

「nano factory製品が美しく・カッコよく映える情景」

ということになりましょう。

まず現実的な実用性を考慮した前提条件は、
・A3サイズ木製パネル4枚程度(分割可能)
・拡張性を考慮しつつモジュールレイアウトとする
・高さのある部品は取り外し式とする
という条件は工作・保存の都合上どうしようもない条件として設定しました。


問題は"どんな情景にするか?"ということです。

できれば実際の風景をモデルとした情景の方がイメージしてもらいやすいでしょう。
まずはジオラマ第1弾ですので、やはりTKK界隈をモデルとするのが妥当でしょうか。

ではTKK界隈で"映える"ジオラマのモデルとなりそうな場所はどこでしょう?
ジオラマづくりも時間がかかりますので、映えそうな場所ならどこでも作ろう!とはいきません。

それを考えるには、次の要素を考慮した視点が必要かと考えました。

・線形
・土木構造
・都市構造
・構図

の4要素です。
線形は、文字通り線路線形のことで、直線・曲線・勾配・緩和曲線・縦曲線・分岐器などのことです。
土木構造は、ホームや駅舎、橋梁、トンネル、盛土、切取、高架などをいいます。
都市構造は、中核都市、市街地、田園、農村、山岳部、河川などをいいます。

この要素は綺麗な鉄道写真を撮る要素と被ってくるような気がします。

そしてこれらを勘案してもっとも車両が美しく・カッコよく映る構図をイメージできる場所こそがプロモーションジオラマに相応しいと考えます。

ではその4要素で映えそうな線形・土木構造・都市構造・構図とはどんなものでしょうか?

ことTKK車両が似合う沿線界隈の風景と言ったら、やはり丘陵地帯を貫く"田園都市"感が欲しいと思うわけです。
田園都市線なら長津田工場入場に際して全車両が入線してきますので、実用面も◯ですね。
時代背景的には弊社製品の特長を考えると80年代~90年代に絞られそうです。

これらを総合的に考えて魅力的なモデルケースをGoogle航空写真で探すと、
次の箇所に絞られました。
・二子橋梁
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・梶が谷駅東側
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・宮前平駅西側
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・たまプラーザ駅西側
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・市が尾駅~藤が丘駅間
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どれも魅力的で、できれば全てジオラマにしたいところです。
それぞれのモデルに含まれる要素を考えてみました。

・二子橋梁:直線/無道床PG橋・駅ホーム/河川・市街地
・梶が谷駅東側:曲線・分岐器/トンネル・駅ホーム/住宅地
・宮前平駅西側:曲線/無道床トラス橋・高架・盛土・駅ホーム/市街地
・たまプラーザ駅西側:曲線/トンネル・切取・駅ホーム/市街地
・市が尾駅~藤が丘駅:曲線/無道床トラス橋・盛土/住宅地・農耕地


二子橋梁を除いて曲線ですね。
また、市が尾~藤が丘間以外は駅ホームがかかります。
土木構造でバリエーションが豊かな宮前平、都市構造で変化に富む二子橋梁と市~藤、分岐器の魅力がある梶が谷、屈指の名撮影地たまプラとどれも外せません。

しかし"車両が最も美しく、カッコよく見える"ということを考えると、大カーブの坂を駆け下りる盛土とトラス橋構造の宮前平駅西側が適しているかな、という気が……

というわけで、今回は

宮前平駅西側
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をモデルケースにすることを決定します。


何だか長くなりそうなので、続きは次回へ……