長い梅雨がやっと明けましたね!
蒸し暑さも半端ないですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さてさて、nano夏セールも好評で、新製品を中心に多数ご注文を頂き誠にありがとうございます。
そんなセールをさらに盛り上げる新製品3品が7月中に滑り込みで追加です!
nanofactory新製品情報6





※DMM.makeクリエイターズマーケットへの出品です。

それでは製品の詳細です。

組立説明書:http://nanofactory-models.com/Instructions/tkk5200.pdf
※本製品はボディと屋根板・床板・前面床下機器のみのキットです。
床下機器・台車・車輪・窓ガラス・パンタグラフ・クーラー・車体表記類等は別途ご用意ください。
5200系
TKK5200系は、 1958年に製造された18m級のスキンステンレスカーです。
当車は日本初のステンレスカーとして誕生し、現代ステンレスカーの礎となりました。
台車や電装品をはじめとした基本的な機能・性能は初代5000系と共通ですが、5000系が全長
18.5mであったのに対し、5200系では全長18.0mに改められ、のちに18m車標準寸法として定
められています。また、構体断面も5000系とは異なるくの字形の曲げ加工が入り、特徴的な
武骨いコルゲートと相まって「湯たんぽ」の名称で親しまれました。

製造初年の翌年に中間M車が増備され、長らくMc-M-T-Mcの4両で活躍していましたが、登場
時はMc-T-Mcの3両編成でした。

nano factory では、この名車のモデル化にあたり、細いサッシに大きな客窓が映える5200系登
場時の美しいスタイルを選定して、 3D プリントにて皆様にご提供いたします。

現在でも総合車両製作所内及び上田電鉄下之郷車庫にて先頭車が保存されおり、特徴的な姿
を拝むことができます。


朝日を浴びて駅を出発する5200系のイメージでプロモーション撮影を行ったのですが、いやはや言葉にならないカッコよさで我ながら惚れ惚れとしてしまいました(笑)
撮り方は実に原始的で、朝焼けの画像を表示したタブレットPCを背景に、懐中電灯で照らすだけというお手軽さですが、ステンレスカーの魅力的な輝きを表現できたと思います。
この写真にグッと来たらぜひお買い求めください(笑)


・製品写真
※写真は組立例です

デハ5201
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サハ5251
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デハ5202
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デハ5201と5202はまったく違いが無いように見えますが、屋根配管が左右対称になっています。
ボディ自体は共通ですので、どちらの屋根板を付けるかで5201か5202かが決まるわけです。
組立説明書をよく確認して組み立ててください。

今回は試作品の作成にあたり、8000系よりフラットな銀を表現してみました。
上田電鉄で実車を観察してみると、8000系のようなヘアライン仕上げとは違う"のっぺり"とした、ステンレスの素材感そのままのボディが印象的で、少し明るく見える気がしたのです。
というわけで、8000・8500系では黒鉄色を下塗りしてから銀を塗っていましたが、今回は屋根色と同等の明灰色を下地にしています。
ちょっと明るすぎな気もしましたが、強い光にあたるとしっかり反射してくれますのでこれはこれでいいのではないかと思います。

デハ5201の前面行先標識は、パワーポイントで簡単にデザインしてレーザープリンタで普通紙に印刷して両面テープで留めただけというお手軽品です。
フォントのポイント数が1を切る小ささでしたが、このあたりはさすがレーザープリンタといったところで、この小ささでも"渋谷⇔日吉"の文字が読めますね!
今はカラーレーザープリンタも安くなりましたし、自作デカールの作成などでも水に溶けないため何かと重宝しますから、一台あっても損はないと思いますよ!


・組立風景
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製品にはさらに前面用の標識掛けが付属します。
5200系のくの字形は実車同様変形に強いようで、反りがほとんど見られませんでした。

箱にします。
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ヘッドライトや、写真ではまだですがテールライト、種別灯にもマスキングを施してください。
全ての塗装を終えてマスキングをはがしてからクリアを塗ると、レンズを表現できます。

サフを吹くとディテールが露になります。
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オデコの部分はどうしても積層痕が出ますので、紙やすりで綺麗にしてあげましょう。

屋根配管も、Ultra modeでも綺麗に出力されています。
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銀色を吹けば日本初のステンレスカーはすぐそこに!
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床下機器は要工夫です。
本当はこちらも設計したいのですが、時間が……
なお、登場時は床下機器と台車が明灰色でしたので、そちらの再現も忘れずに。
といっても画像はサフを吹いたままですが……

なお、台車は軟質プラのためサフは乗りにくいです。
下地処理をするか、染めQやMr.カラーのアクリジョンのような食いつきの良い塗料を使ってください。

8月には中間デハ5211や更新仕様4両セットも発売予定ですので、引き続きお見逃しなく!



TKK 8000系 1次車編成中間増結車 Nゲージボディ3両セット未塗装組立キット
組立説明書:http://nanofactory-models.com/Instructions/tkk8000plus-a.pdf
※本製品はボディと屋根板のみのキットです。
床板・床下機器・台車・車輪・窓ガラス・パンタグラフ・クーラー・車体表記類等は別途ご用意ください。
デハ8100 3~9次車×1
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デハ8200 10~12次車×2
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TKK8000系は、1969年より製造を開始した20m級のオールステンレスカーです。 界磁チョッパ制御や電気指令式ブレーキ、ワンハンドルマスコンなど、現在では広く普及している技術を、一般的な旅客鉄道において本格的に採用した初の形式でした。
その後、マイナーチェンジの8500系や軽量ステンレスカーの8090系と並んで増備され続けましたが、初期製造の8000系も中間車を増結し、最終的には5両編成と8両編成の2タイプに集約 されました。

nano factory では、8000系1次車の晩年の姿を選定して5両セットをリリースしておりましたが、 これに中間車3両を増結して8両編成を組めるキットを新たにご提供いたします。

1次車は8001F~8009Fの5両編成5本が製造されましたが、このうち8005Fと8009Fの2本は後に中間車が3両増結され、8両編成となって活躍しました。
増結されたデハ8100は3~9次車の形態で、ランボードが屋根と一体となった姿を再現、デハ8200の2両は10~12次車の形態を再現しており、車側灯周囲の連続したコルゲート形状や拡大された側面行先表示器の姿を再現しています。


というわけで、6月発売の8000系1次車に本製品を加えると、8007F/8009Fの東横線8両編成が再現できるセットです。
8009Fはあまりぱっとしませんでしたが、8007Fはあの"伊豆夏"仕様で東横線を駆け抜けた編成です。
これを再現する勇者の方はぜひぜひお買い求めください(笑)
編成例
本製品は編成例のうち下線の車両です。

本製品の特徴である3~9次車と10~12次車の違いです。
8000違い
幅の狭い行灯型の行先表示器が9次車までと10次車以降で異なる点です。
車側灯周囲のコルゲート処理もしっかり再現!
1次車とは屋根ランボード形状も異なってきます。
また、製品化していない2次車はランボード自体がパンタ周辺以外ありません。

微妙な違いですが、この違いを一度知ってしまうと無視できないんですよねぇ……



TKK 8500系 非軽量車増結A Nゲージボディ3両セット未塗装組立キット
組立説明書:http://nanofactory-models.com/Instructions/tkk8500plus-a.pdf
※本製品はボディと屋根板のみのキットです。
床板・床下機器・台車・車輪・窓ガラス・パンタグラフ・クーラー・車体表記類等は別途ご用意ください。
デハ8700 6~9次車×1
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サハ8900/デハ8800 10~12次車×2
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TKK8500系は、 1975年より製造を開始した20m級のオールステンレスカーです。
1969年より製造されていた8000系の設計を踏襲しつつ、地下鉄乗り入れを考慮した設計変更が実施され、前面意匠に関しても高運転台化、種別・運用表示器の設置が行われました。
13次車以降は軽量ステンレス構体を採用した軽量車として増備が進められ、最終的に8500系として全400両が製造されました。

nano factory では、8500系8601F~8629Fまでの非軽量車6~9次車を選定した4両セットをリリースしておりましたが、新たに10~12次車の形状を再現した車両を含む増結A3両セットをご提供いたします。

10~12次車の多くは非軽量車編成に増結される形で編成中間に組み込まれており、台車がプレス成形に変更されたほか、車側灯周囲のコルゲートが繋がった形状が外観上の特徴です。
増結Aセットでは、この10~12次車の特徴を再現したサハ8900/デハ8800を2両含み、デハ8700 6~9次車を加えた中間車3両をセットしています。
8500系 6~9次車4両セットと増結Aセットに加え、GM製8500系軽量車を組み込むことで、2009年以降に残存した8500系非軽量車全編成を再現することができます。(一部要加工)


こちらのセットは、7月上旬に発売した8500系 6~9次車4両セットと組み合わせて使います。
このセットとGM軽量車との組み合わせによりあらゆる編成を再現できますが、若番の10両編成を中心に不足するタイプの車両(デハ8700の10~12次車タイプ)もあるので、そちらは今後発売予定の増結Bセットまでお待ちください。

編成例はこちらです。
キャプチャ8500F
キャプチャ8500F2
この表をよく見ると、実は現行編成を再現するなら増結Aのデハ8700は不要だったりします。
しかし、末期の8607F~8610F・組換前の8615Fに必要なのでセットしています。
組みたい編成によっては不要な車両が出てきてしまいますが、必要最小限のセット構成で出来るだけ多くの編成を再現できるよう組み合わせておりますので、その点はご容赦ください。


本製品の特徴である、6~9次車と10~12次車の違いです。
8500違い
うーん……8000系1次車との比較よりさらに地味ですね……
何せ車体の違いはこの車側灯周囲のコルゲート処理だけですからね。
実車はこの他に、台車枠が溶接組からプレス成形に変更されたり、クーラーが低騒音型のRPU-2204A型(キセは変更なし)に変更されたりしていますが、ボディキットの本製品には関係ありません。
でもやはり一度気になってしまうと無視できない……

さらに詳しい違いはこちらをご覧ください。



さて、7月新製品はこれですべてです!
本日紹介の3製品も10%OFFセール対象品ですから、この機会にぜひぜひお買い求めください!
期間は8/12  24:00まで!くれぐれも夏休みを満喫しすぎて買い逃しの無いようご注意ください!
夏セール2019-2