前回ジャンパ栓・エアホースパーツを3Dで設計したところまでお伝えしていましたが、
試作品が届いたのでそちらをご覧ください。


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何だこの黒い塊……

一応左の四角い枠にくねくねくっついているのがEF64 1000用のジャンパ栓納めです。
右の大きい物体が大小各種エアホースとなっています。
真ん中に小さく映っているのはEF64 1000用ジャンパ納めを一つ切り出したものです。


拡大してみます。
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どっかで見たことある形状だなと思ったら
これポケ〇ンのマ〇ツボミじゃ……

まあここまで拡大しても
ジャンパ栓の形状と3次元にくねったホースが綺麗に再現されていることがわかります。
出力はいつも通りDMM.Makeのアクリル樹脂Ultra Modeブラックです。

次にエアホース類です。
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なんかヒジキみたいですね。
一応左2列がエアホース大、中2列がエアホース小、右2列がブレーキ管です。
ブレーキ管は全て左下に向けて曲がる形状で、エアホース大よりさらに大きく設計してあります。
ブレーキ管は各機関車に必ず同位置に取り付けられるので、汎用性が高いですね。

相変わらずこのコンマ3~4mm程度の細さもばっちり再現されていて優秀な3Dプリンタです。


これだけでは全くイメージが湧かないと思いますので、EF66貨物更新機でテスト取付を行いました。
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コック部分は手塗りで白く塗装していますが、大振りで繊細さに欠けますね。
今回は左にエアホース大(MR管)、右下にブレーキ管を配置していますが、
EF66のMR管はもっと直線的なのでこのホースの曲がり方はいささか不自然なようです。

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超拡大画像のためいろんなところに粗を感じますがご容赦ください。
やっぱりコック部分が大きすぎますね。
しかしホース径は扱いやすさと実感を考慮すればこの程度でよさそうです。

試作品結果としては、
コック部分の改良と機関車ごとに合わせたエアホース類の設計が必要という結論になりました。
汎用素材としてこれはこれで使えるかもしれませんが、
EF66のMR管をはじめ特徴的な形状を再現するためには
やはり車両ごとにホースの具合を設計するのが得策のようです。