8500系の置換は2008年を最後に停止しておりますが、
2020系の登場により置換が再開されるものと思われます。

2020系登場のプレスリリース初出時は、2021Fの登場と入れ替わるように
8500系・8590系の検査期限順に置き換わるのかと想像していましたが、
21F~23Fは増発用、24F~26Fは2000系置換用でしたね。

で、2000系が田園都市線を撤退した今、いよいよ界磁チョッパ軍団が危ういわけですが、
検査順的には8590系2本が廃車候補筆頭です。
さらに純粋な8500系に限ると検査順で一番危ういのが8620Fとなります。
次いで8636F、8619Fと続くのですが、果たしてどうなるでしょうかね。

2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8620F
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2012年3月某日 たまプラーザにて 東急8620F
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8620Fはぱっと見普通の8500系ですが、その編成の中身は少し特殊な経歴を持ちます。
というのも、8620Fが10連化された当初の車両は両端の一部車両を除きすでに廃車となっており、
かわりに2003年に廃車となった8601Fと8602Fの中間車に差し変わっています。
8500系は同一編成内で製造年次の差が大きかったため、比較的車齢の若い車輛は
残存編成に組み入れられて初期車を玉突きで廃車させました。

というわけで、8620Fは栄えある8500系トップナンバーの生き残りなのでした。
8601F自体は2003年に廃車となり、一部が長野電鉄へ譲渡されましたが、
その生き残りはそれから15年も田園都市線で第一線で活躍しています。

そんな8620Fも終焉の時が近づいているのかもしれません。

8500系の記録はお早めに!