本日のA37Kをもって東急田園都市線2001Fが運用離脱し、
これにより2000系の26年にわたる田園都市線での活躍に終止符が打たれたようです。

2002F及び2003Fはご存知の通りすでに長津田工場にて大井町線転属改造を受けております。
2001Fも追って転属改造を受けるでしょう。
よって、田園都市線の前面赤帯姿はこれで見納めのようです。

ということで今日は、田園都市線で活躍した2000系の雄姿を振り返ります。

2011年8月某日 市が尾にて 東急2001F
IMG_3002

2011年3月某日 二子玉川にて 東急2002F
IMG_1660

2011年8月某日 たまプラーザにて 東急2003F
IMG_3157

2011年9月某日 たまプラーザにて 東急2002
IMG_3951

2012年2月某日 あざみ野にて 東急2003F
IMG_6014
IMG_5977

2011年11月某日 宮前平にて 東急2001F
IMG_0046

2013年1月某日 二子新地にて 東急2001F
IMG_0462
登場20周年記念として、ヘッドマークを付けてもらいましたね。
東急にしては珍しいお祝いでした。

8500系や新5000系が主力を担う中にあって、3編成のみの少数派として終始隠れた存在でしたが、
日立後期GTO-VVVFインバータの特徴的な変調音や9000系譲りのスタイリッシュなボディが美しく、
ファンには常に注目される人気の高い車輛でした。


今回はあくまで田園都市線からの撤退であり、大井町線での活躍が期待されますが、
インバータ装置が更新され、前面赤帯も大井町線用グラデーション帯へと変更されますので、
2000系の特徴的な姿は見納めとなってしまいました。

写真を振り返ってみると、ホームドアにより
今では撮影でいない構図も多々含まれていることがわかります。

田園都市線では8500系が出揃って以降、東急・メトロ・東武とも常に新車種が増えていき、
逆に完全撤退する形式が20年以上皆無という状況が続いておりました。
(8590系は一時撤退してまた戻ってきましたね)
ですから、田園都市線からまるまる1形式分消えてしまうという事態はなかなか久しぶりでして、
東急の車両配備計画が新しい時代を迎えていることをまざまざと感じさせますね。


さて、今年度は計画通りであればあと4編成の2020系(26F~29F)が増備される計画です。
このうちすでに配備された24F・25Fが2000系置換分にあたり、2001Fの不足分は26Fが担うでしょう。
となると、27F~29Fの3編成が8500系・8590系を置き換える可能性が強いですね。

検査順では
8694F(前回検査:2013.09:重検)
8695F(前回検査:2013.12:重検)
8620F(前回検査:2014.10:全検)
8636F(前回検査:2015.01:重検)
8619F(前回検査:2015.02:全検)
8642F(前回検査:2015.04:全検)
と続きますから、すでに何度もお伝えしている通り8590系の2編成は離脱候補筆頭ですね。
また、8620Fはここ数か月A31Kを中心に平日朝運用のみに充当されています。
東武直通編成の検査周期が約4年であり、今月10月で前回検査から丸4年ですから
こちらも怪しいですね。

また、2000系の大井町線転属による8500系大井町編成の玉突き廃車も予想されます。
検査順では
8638F(前回検査:2014.05:全検)
8639F(前回検査:2014.08:全検)
8640F(前回検査:2014.09:全検)
8641F(前回検査:2014.12:全検)
です。
今年3月のダイヤ改正で各停運用が1本減となり、都合4本廃車の3本転属で事足りるらしい……
となると、2000系の大井町線投入の暁には全編成離脱もあり得るのかもしれません。

引き続き8500系・8590系の記録はお早めに!